2011年11月15日 (火)

グリチルレチン酸の「カプセル化」技術「GRAegg」を開発

当社は優れた抗炎症効果で知られるグリチルレチン酸(GRA)の「カプセル化」技術に成功し、11月15日にプレス発表を行いました。レチノイン酸、αリポ酸に続く第三の薬剤を使ったカプセル化技術となり、グリチルレチン酸の別名GRAを冠し「GRAegg」(ジーアールエーエッグと命名しました。

グリチルレチン酸は抗炎症、抗アレルギー作用があり、特に皮膚炎に対して有効です。天然の植物「甘草」由来の成分のため、作用が緩和で連続使用しても副作用がないことや、使用感がよいことで幅広く化粧品に用いられています。また、エイジングケアのための美白成分としても使われています。

今回、当社は、GRAegg技術によりグリチルレチン酸をナノスケール(直径6.5ナノメートル)の無機質コーティングカプセルにすることで、皮膚内への透過性を向上させました。これによりグリチルレチン酸の効果と応用範囲が飛躍的に拡大します。

もともとグリチルレチン酸は油溶性なので、油脂類を含む軟膏やクリームなどの形で利用されることが多く、水溶性ベースの製品への応用が困難でした。しかし、GRAegg技術でカプセル化することにより水溶性製品にもグリチルレチン酸を大量に配合することが可能となります。また、皮膚への浸透力も高まります。当社の実験では、GRAegg技術により、エッグ化しないグリチルレチン酸と比べて炎症効果に有意差を確認することができました。

Photo_3

写真キャプション:事前に各製剤GRAegg3%水溶液、グリチルレチン酸3%水溶液、水の3種類を前腕外側皮膚(一定面積)に塗布。30分後塗布部の角層剥離を行い皮膚を刺激した。剥離直後から経時ごとの血流量を比較した。赤い色が少ないほど、血流量が少なく抗炎症作用が働いていることを示す

2011年9月20日 (火)

「医薬ベンチャーが化粧品?」-Nothing ventured, nothing gained-

201199()、かながわサイエンスパークにおいて、財団法人神奈川技術アカデミー(KAST)主催のセミナーにて講演させていただきました。

平成23年度「新産業分野人材養成事業」として若い研究者のきっかけづくりとして、大学生・大学院生を対象としたセミナーが開催されました。

「未来を拓く!ビジネスチャンスと人材ニーズ」~こんな職場ではたらいてみたい~ というテーマのもと、

「化粧品の開発現場から。研究者が語る現状と可能性。現在の研究(仕事)、入社前と入社後、将来、夢など」

について4つの企業が学生に向けて発表しました。

神奈川県には大手化粧品関連の企業が多く、㈱資生堂、富士フイルム㈱、味の素㈱とならんでの講演となりました。

㈱ナノエッグの講演タイトルは、

「医薬ベンチャーが化粧品?」-Nothing ventured, nothing gained-

いろいろな観点からチャレンジ研究開発する弊社の思いを、研究者が自ら語りました。

参加された神奈川県の大学生・大学院生に、弊社の思いが少しでも伝わればと思っております。

http://www.newkast.or.jp/kyouiku/kouzaboshu/boshu_h23/ed23_ikusei_01.html

2011年8月22日 (月)

「東日本これからのケア」プロジェクトを支援。新製品の売上の一部を被災地でのケア活動のために寄付

株式会社ナノエッグ「東日本これからのケア」プロジェクトの趣旨に賛同し、同社が製造販売する化粧品「ナースエンジェル」(税込価格:6,300円、本日発売)の売上1個につき100円を同プロジェクトに寄付します。

同社は、かねてから震災復興支援のための寄付について検討していました。その過程で、川嶋みどり(日本赤十字看護大学名誉教授)が立ち上げた「東日本これからのケア」プロジェクト構想を知りました。同プロジェクトは、全国の看護師はじめ医療関係者が協力し、“東日本の高齢者へのこれからのケア“について、検討し実際にサービスを提供しようとするものです。趣旨に賛同したナノエッグ社では、新製品の売上の一部を同プロジェクトに寄付することで、被災地でのケア活動に携わる看護師を支援します。

ナノエッグ社は、今後も被災地の復興と高齢者ケアの充実を目指し応援を続けます。

■「東日本これからのケア」プロジェクトについて

赤十字国際委員会の「ナイチンゲール記章」を受賞したことでも知られる川嶋みどり日本赤十字看護大学名誉教授が全国の看護・医療活動従事者に呼びかけ、本年7月に立ち上げたプロジェクト。詳細はhttp://korecare.exblog.jp/

■「ナースエンジェル」について

ナノエッグ社が聖マリアンナ医科大学病院の看護師と共同開発した、ナースのためのオールインワンジェル。詳細は、http://www.nanoegg.jp/nurseengel/

20110822.pdfをダウンロード

2011年8月 3日 (水)

第12回光老化研究会にて『α-リポ酸ナノカプセル“α-リポエッグ”の光老化皮膚の改善効果』を発表しました

2011722() 第33回日本光医学・光生物学会のサテライトとして開催されました光老化研究会にて学会発表しました。

本発表は、再生未来クリニック神戸の市橋正光先生と聖マリアンナ医科大学、弊社との共同で行われた研究成果です。

“α-リポエッグ”のシワ改善効果を学術的に多くの研究者や皮膚科医の方に認識していただきました。

2011年7月27日 (水)

第2回コスメティクスジャパン専門セミナーにて『ナノエッグの「豊麗」開発秘話』を講演しました

201171()、東京ビッグサイトにて開催されました第2回コスメティクスジャパン(国際化粧品開発展)での専門セミナーにて講演させていただきました。

ここまできた!エイジングケアコスメの機能性 のセッションの中で『ナノエッグの「豊麗」開発秘話~大学のDDS研究とエビデンスに基づく売れる化粧品への展開~』を発表しました。

医科大学発ベンチャー企業の強みを生かした有効性データとマーケティングとから導いた、美容液「豊麗」の商品開発について発表しました。

「第2回国際化粧品開発展」「第5回化粧品産業技術展」へのご来場ありがとうございました

2011629()71()、東京ビッグサイトにて開催されました第2回国際化粧品開発展に出展させていただきました。

化粧品業界に特化した化粧品の開発・企画に必要なあらゆる製品・サービスが一堂に出展する専門展にて、ナノキューブ®、モイスチャーキューブ®、マリアンナ化粧品を紹介いたしました。

弊社ブースには多くの方にお立ち寄りいただき、ナノキューブの魅力を感じていただき、改めて弊社技術・化粧品を知っていただけました。

また、2011525()527()、パシフィコ横浜にて開催されました第5回化粧品産業技術展 CITE Japan2011においても紹介させていただきました。

お忙しい中、弊社ブースに来訪くださいました皆さま、誠にありがとうございました。

2011年3月18日 (金)

計画停電の実施

被災地の皆さんが大変な思いをされている中、被災していない我々の出来ることはなんでもしなくてはならない。計画停電も初めての経験ではあるが、しっかり受け入れて頑張ろうと思う。昨日私の住んでいるところも実施された。18時20分からの実施予定であったが、実際には19時から実施された。

息子は水泳を習っていて、なんと私の息子なのに選手コース(将来のオリンピック候補選手にするための予備の予備軍的なもの)に選ばれ、毎日何キロも泳いでいる。昨日も18時から練習が始まり泳いでいたが、19時になり突然真っ暗になった。迎えに行った私も、プールの待合室からのぞいていたが、子供たちにとってはわくわくドキドキの体験だったようだ。キャーキャーと喜びながら泳いでいる。さすがに懐中電灯だけではどうにもならなかったのか、本当に小さい頃にやっていたバタ足をみんなで一斉にやり始めた。それにも飽きてきたため、仕方なくプールから上がることになり、コーチに声をかけられたが、みんな不満顔で、ブーブー言っていたが、やっぱりどうにもならず諦めた。

子どもとはすごいなあと思った。私の息子も、不謹慎ではあるが楽しかったと言っていた。そんな不謹慎な発言をする息子も、TVで被災地の映像を見て、自分と同じくらいの男の子がお母さんを探している姿を見て、無言になってしまった。その後自分の部屋から貯めておいたお年玉をすべて持ってきて(ゲームのソフトを買うためにとっておいたもので、1万円以上あった)、

『これ全部被災地の人に送ってね!』

正直驚いた。わが子ながら偉いと思った。そうだよね。こんなときこそ、遠いところに住んでいる見知らぬ人たちではあるが、少しでも役に立てることをしなくてはいけない。彼に出来る精一杯の思いなのだ。

今我が家は、とにかく節約して、その節約分を貯金箱に入れて募金するために全員で協力し合っている。エアコンなどの暖房も使わず、床に毛布を引き、そこでみんなでごろごろしている。いつもだったら自分の部屋に入り、別々の生活をしているが、いつもリビングに居て集まっているので会話も増えた。トランプや人生ゲームをしてワイワイやっているので、本当に普段よりもずっと仲が良い。照明もLEDに変え、リビングのみ明りをつけ、それ以外はコンセントも抜いて待機電力を使用しないようにしている。トイレの便座のヒーターも切った。靴下をはき、ジャケットを着れば、エアコン使わなくても結構暖かい。

停電の最中にミルキーの散歩に出かけた。

まあ、基本的に田舎なので普段からイルミネーションが多いわけではないが、停電中はどの家も真っ暗で、TVも見れないのでとにかくシーンとしていた。星だけが普段より本当にきれいに輝いていた。いつもの散歩道を歩いていたのだが、なんだか20世紀少年のワンシーンのようにちょっと怖くなった。ミルキーもなんだかいつもと違うと感じたのか、そわそわしていたので、2人で早めに家に戻った。

いかに電気のある生活に頼っていたかがわかる。福島原発が被災しただけで、こんなにも生活に影響があるのかと、身に染みた。

原発の状況が落ち着いた頃、きっと原発は危険だ、安全じゃないとか言い出すだろうなああ。でも今回のことを教訓に安全性を極めることを研究者たちは頑張るはずである。TVで解説に駆り出されない一流の研究者たちはきっと頑張るに違いない。第2次世界大戦で被爆した唯一の国である日本は、今回のことを糧にして世界にない新しい安全基準や装備を生み出すに違いない。

私も研究者の端くれと思っているので、今後の頑張りに期待している!!

そしてもし、計画停電が実施されなくても、自己停電の実施をしようと家族で話している。停電に向けての準備をしているのだから、出来るはずである。その分の電力が被災地で使われるためにも・・・・。

頑張れニッポン!!!!

2011年3月15日 (火)

皆さん、ご無事ですか?

皆さん、お久しぶりです。

東北地方太平洋沖地震が11日に発生しましたが、皆さまはご無事でしょうか?私は、ちょうど取引先銀行に挨拶を済ませ、駐車場に向かう途中で地震に遭遇しました。ビル内を移動中だったのですが、長い揺れと悲鳴、そして停電が起きてしまったため、周りの人たちはかなりパニック状態でした。余震もかなり頻繁であったため、正直本当に怖かったです。

そんな時、風邪のため学校を休み一人で部屋で留守番をしている息子に電話をしましたが、すでに電話はつながらず、とにかく早く車に乗ってこの場を脱出しなくてはいけないと思い、駐車場に走って行きました。しかし、みなさんも同じように考えるため、当然渋滞が発生していました。社員がみんな無事か、けがをしていないかと心配になり何度も会社に電話をしましたが、やはり予想通りつながらず正直かなり動揺していました。冷静になるように深呼吸を何回かして、その後メールをすることを思いつき、すぐに社員全員にメールを打ちました。

幸いにメールはつながり、数名からすぐにメールの返信が来て、社内の状況及び外出中の社員の無事がわかり、ほっとしました。

大学内も大きな損傷もなく、機器類も無事でしたので、本当に幸いでした。

わたくし事ですが、2月28日に前任者の大竹に代わり代表取締役社長に就任いたしました。社長とは、社員の生活を第一に考え、第二に社会貢献を考えるべきと思っておりますので、とにかく社員がみな無事でよかったです。ただ、帰宅難民になってしまったのが本当に申し訳なかったのですが・・・。

『これからのナノエッグはどうなっていくのか?』

そんな質問を良く受けますが、これからも今まで以上に飛躍すべくみんなで一丸となって頑張ってまいります。

今は、被災地の方々が一日も早く復興できるようにお祈りするとともに、今我々ができることを一つ一つやっていこうと思います。

まずは、節電。

居室およびラボで使用していない機器の電源を落とす。

社員はみな協力的に頑張っています。暗く資料が見にくい中、文句も言わず協力してくれます。助け合いの精神を忘れずに、一日でも早く電力が被災地に供給できるように協力するしかありませんね。頑張りましょう。

皆さん、どうかパニック買いはしないでください。被災地に届くべき商品が届かなくなってしまいます。冷静に、まずは深呼吸・・・・。

2010年12月 6日 (月)

山登りの巻

11月27日の土曜日に、研究室の男の子たちと山登りに出かけた。今は空前の山登りブームとは実は知らなかったのだが、研究室で始めた山登り遠足に参加してみようと思った。

私はもともと富士山や箱根の山々がよーーく見える静岡県で育った。そのせいか、山は遠くから見て美しいもので、登るものじゃないと思っていたし、わざわざ苦しい思いをして何になるんだ、日常だって十分苦しいぞと思うので、山登りは、今後の人生で絶対ないことの一つだった。

しかし、ここのところうんざりするようなことが続き、自分のこれからの生き方を考える必要があるなと思うようになり、なにか絶対にしないようなことをしてみようじゃないか、今まで見えなかったことが見えるかもしれないと思っていた矢先、研究室で伊勢原の大山に登った話を聞いた。

『登ってみるか・・・』

山登り部部長のK君に、「私も登りたああーーイ」と話しかけると、案外あっさりと「いいですよ」の返事。「でも足手まといになったら、置いていきますよ」と追加の返事もあった。

『やつは、私をおばさんだと思ってあなどっているな。Fufufu・・・馬鹿な奴め。実は私は毎日犬の散歩をしながらジョギングして、足腰鍛えてるんだぞ、なめんなよーーー』

と心の中で叫んでみたが、若干強気ではあった。

今回登る計画をした山は、箱根の神山(かみやま)と駒ケ岳、早雲山である。地図を見ると大したことはない。また、最初から無理な計画をしないように、強羅から早雲山まではケーブルに乗ることにした。一緒に行ったM君は、登山経験が多く、安心なメンズである。

朝早く小田急の湯本行に乗り、装備はバッチリ、山頂で食べるカップラーメンやチョコも買い込んだ。湯本から登山電車で強羅まで行き、そこから早雲山までケーブルに乗る。ケーブルに乗っているあたりは、一面紅葉で本当にきれいだった。『来てよかったscissors

ケーブルで終点あたりになると、ちょっと様子が変だぞ。山の頂上のほうが雲で覆われ、どす黒い感じであるtyphoon。あれれーーー、強羅あたりでは青空でかなりいいお天気状態だったのにィ・・・。おかしいぞ。これはなんだかちょっとOOOOoosad

早雲山駅から大涌谷までロープウエイに乗った。大涌谷の上を通っているので、すごい景色である。まるでインディジョーンズだぜ。スリル満点。うひょー、テンションあがるぜ!

硫黄のにおいぷんぷんの大涌谷に到着した。でも登る予定の神山の頂上が雲に覆われていて見えないぞ。ひゃーー、どうすんのよ。

K部長が言った。「さあ、登りますよ」

「エっ、マジ??!」

「さあ、行きましょう」 容赦ない・・・・。

登り始めると、なんと細ーーーい道にはごろごろと岩がいっぱいで、しかもぬめっている。滑るし、急だし、周りは硫黄臭いし、紅葉なんてどこにもないし、あるのは枯れた草と笹だけじゃん。『ああーー、やだよーーー』 心の中で叫んでみたが、後の祭りである。

登り始めて5分もたたないのに、息が上がってしまった。『あれれ、おかしいな。日ごろジョギングしてるのに・・・。変だなあ』

部長のK君の顔を見ると、『おばさん、勘弁してくださいよ。まだ5分ぐらいしかたっていませんよお』って感じ。

『悔しい。きっと研究室のみんなに言うんだろうなあ。あああ、悔しい、悔しい。死に物狂いで頑張るしかないか・・・』

ほぼ無言で、とにかく頑張って登った。気を使ってか、時々休憩は入れてくれたものの、登っても登っても頂上には着かないむなしさを感じてきた。でも、すれ違う人たちに声をかけられ、頑張ってとにかく重い足を前に進めた。と、ある女性のグループにすれ違いざまに声をかけられた。

「山ガールだねheart02

いひひ、そうなんです。私は山ガーールshineshine

K君に早速言ってみた。

「ねえ、私山ガールだってよ」

「はあああ???どこに????」

「ちっ、こいつしらばっくれやがって・・・。」

男の子2人は、その後無口になってしまったcoldsweats01・・・・。

私はがぜん頑張った。そして神山の頂上に到着した。うひょーーー、やっと着いたよ。やったああ。ここで食べたお昼のカップヌードルnoodle、本当においしかった。日清製粉、ありがとう!!

その後気を良くした私は、このまま駒ケ岳にも挑戦することにした。駒ケ岳は神山と違ってちょっと低め。25分ぐらいで登りきった。頂上にある神社で、お賽銭なしのお参りとお願い(会社成功)をちゃっかりして、下山した。下山の方法は、おばさんである私の体力を考慮して早雲山の等高線沿いに降りていくことにした。55分ぐらいのコースであるが、山沿いに斜めにゆっくり下っていく感じなので,きっと楽だろうと高をくくっていた。実際は…違っていた。杉林をひたすら歩き、本当にこの道合っているのか不安になった。

『こんなところで遭難なんて・・・。新聞に出たら相当かっこ悪い…』

ちょっとみんなの顔が浮かんだ。

でも少し歩くと硫黄の臭いがしてきて、ようやく出発点の大涌谷に戻ってきた。よかったあああ。

大涌谷に着くなり、早速ビールと名物の黒たまごを買って食べた。黒たまごは何回も食べているが、こんなにおいしかったかな?と思うくらい、ビールbeerのつまみに最高!! 20101127 

下山して、湯本まで戻った。そして名物の湯葉丼(直吉)を食べに行った。K部長は無類の豆腐好きである。湯葉丼コースを頼み、そしてビールもガンガン頼んだ。本当においしかったああ。疲れているせいも在り、ちょっと酔いが回ってきたので、そのまま天山温泉に向かった。天山温泉は本当に人気の温泉で、いくつもの露天風呂がある。全部のお風呂割とがたいのいい女性が半身浴(ちょっと温度が高いので、肩までずっと浸かっていられません・・・)状態で、わんさか入っている。

まるでカピバラが温泉につかっているがごとくであるfull

こうして無事お初登山は終了し、帰宅した。Photo

次の日、筋肉痛で終日動けなかったのは言うまでもない。

2010年11月25日 (木)

α-リポエッグというカプセル

いよいよマリアンナ化粧品の新ブランド MARIANNA Plus 『豊麗』の先行予約が開始となった。思いのほかの反響で、予約が殺到し一時パンク状態になってしまった。お客様に迷惑をかけてしまった・・・。反省、反省・・・・。今は大丈夫になったそうです。良かった。一安心です。

さて、研究員のたまごチィブログでも紹介している新製品に配合されている薬剤について、私なりの思いを書きたいなと思います。

私は以前にこの会社の社名にもなっている『ナノエッグ』というナノカプセル製剤を開発しました。当初は、このカプセルのことを学会で発表しても誰も相手にしてくれなくて、いやいや学会どころか研究室でも誰も興味を示してくれなかったため、結構さびしく研究していたことを思い出します。今では研究室のみんなで薬理効果を実施するなど、技術の中心として頑張っているカプセルです。

このカプセルは、当初レチノイン酸というビタミンAの生理活性体を使用して作製したカプセルでしたが、多くの方から別の薬剤でも作ってほしいとの要望があり、α-リポ酸でチャレンジをしました。そして出来上がったのが、『α-リポエッグ』というカプセル製剤です。直径が8nmと極めて小さく、眼で見ても透明で全くその存在感はわかりません。でも、水の中に無数の美しいカプセルたちが泳ぎ回っているはずです。想像すると、ちいちゃな白いゼリーっぽいクラゲが浮遊している感じです(確か月9のドラマ流れ星の中に、水族館での似たようなシーンが・・・)。

この子たちが、実はただのリポ酸以上の能力を発揮してくれたのです。抗酸化能で有名になっている、サプリメントではみなさんご存知のリポ酸ですが、実は抗酸化に関してのデータはあまり報告されていません。最近のサイエンスの悪いところですが、1回のデータでいかにもそのことが真実のごとく出回ってしまうケースが多いように思います。

抗酸化能というだけでは説明できないほどの効果を、リポエッグは発揮してくれました。ヒトでの臨床研究では、しわに劇的に効いていましたし、ほうれい線も早くて数日、遅くても2週間で変化が出てきます。私は、ほうれい線だけでなく、陥没して疲れた感じの目まわりに頑張って塗ってみましたら、なんとふっくらしてきました。まるでシュレックのような写真を参考にしてください。青く見えている部位はふっくらしてきた証拠です(2週間後の変化です)。Photo_2

今は、竹之内豊かと見間違えるようなイケメン研究員たちを中心に、薬理効果に関する機序を解明しています。大発見があると期待しています!

実はこんなに効果のあったリポエッグですが、当初は抗酸化能を期待して実験を行っていました。全然効かなかったのです。半ばあきらめ気分の中、ダメ元で行った再生の実験で、見事効果を発揮してくれました。1度では信じられなかったので、何回も何回もやりなおして確認をしたところ、やっぱり劇的に効いたのです。

『すごい、大発見だ!』

研究室みんなで喜んだことを思い出します。しかし、実際にこのカプセルを商品化するためには、何回かの挫折がありました。なのでこうやって実用化できることは、本当にうれしい。きっと社内の誰よりもうれしく思っていると・・・。

皆さんがこの技術で幸せな気持ちになっていただけることを願って、本発売日を迎えたいと思います。